データベースの保存されている内容を内部形式で見る

DUMP ( expr [, format [, position [, length]]] )
return [ varchar2 ]

expr | データベース格納可能なデータの式 | |
format | フォーマット形式 | default 10 |
position | 取り出したい開始位置(1〜) | default 1 |
length | 取り出す文字列長 | default 最後まで |

- データ型(typ)、長さ(len)、キャラクタセット名、内部表現を文字列として戻す。

- SQL、埋め込みSQL で使用可能、PL/SQL に組み込まれていない。(Oracle 10g R2 時点)
フォーマット形式
format | フォーマットの内容 |
8 | 1008 | 8進数表記 |
10 | 1010 | 10進数表記 |
16 | 1016 | 16進数表記 |
17 | 1017 | 単一文字列で表記 |
+1000 されている場合にはキャラクタセット名も併記 |
DUMP 関数の内容
データベース格納可能なデータの式 expr を内部保存形式で見る。一部の TO_*** 関数では実際の保存される形式と異なる形式で保持している。フォーマット形式は8進、10進、16進を選択でき、それぞれに +1000 することで文字型の場合には文字データ expr の使用しているキャラクタセット名も併記される。
注意
PL/SQL の関数としては利用できない
DUMP 使用例
DUMP('あいう',1016)
⇒ Typ=96 Len=6 CharacterSet=JA16EUC: a4,a2,a4,a4,a4,a6
DUMP(10)
⇒ Typ=2 Len=2: 193,11 ← 10 + 1(ゲタ) = 11
DUMP(TO_DATE('256/02/03 04:05:06', 'YYYY/MM/DD HH:MI:SS'),10)
⇒ Typ=13(※) Len=8: 0,1,2,3,4,5,6,0
(※) は DATE 型 (Typ=12) と TO_DATE 関数 の戻り値 (Typ=13) の データ型の内部コード は異なる。
SQL 関数 - DUMP 関連